最先端の図書館 ~【瀬戸SOLAN小学校さま】をご紹介します
【LibMax】【LibFinder】+【iPad】を巧みに運用して、最先端の図書館をつくりあげた【瀬戸SOLAN小学校さま】をご紹介いたします。
「どんな図書館?」と気になった方、まずは動画をご覧ください。
ワクワクする新しさと、のびのび過ごせる心地良さを兼ね備えた広大な[学習空間]――。
学校司書の吉賀大介(よしが だいすけ)さまにお話を伺いました。
- 子どもたちが喜んで来てくれそうな図書館づくりをされていると思いますが、「こんな図書館にしたい」というコンセプトがあれば教えてください。
- SOLANが目指す児童・生徒像は「自立・自律した学習者」です。そのため、「自立・自律した学習者を育む図書館」をコンセプトに、教員と連携を取りながら図書館運営をしています。
まず、SOLANのカリキュラムの中心には「個人探究」があります。児童の興味を広げるため、そして児童が知りたいことをとことん探究できるように、個々のニーズに対応できる本を揃えることに力を入れています。
また、全校規模のビブリオバトルを行うなど、読書活動も積極的に推進し、「学習の基盤となる資質・能力」の一つである言語能力の向上を図っています。 - [ICタグ]を貼り付けたことで、図書の配架場所がわかるほか、蔵書点検に変化はありましたか?
- 蔵書点検はICタグリーダーを使って一括で読み取ることで、短時間で完了するようになりました。これにより他の業務に時間を割くことができて、とても助かっています。
ICタグといえば来年度、貸出返却のシステムがICタグを利用したものに一新されます。
iPadのカメラでバーコードを読み取る現在の貸出システムも十分先進的だと思いますが、さらに進化します。とてもワクワクしています。 - 図書館を利用している子どもたちの “反応(様子)” はいかがですか?
- SOLANには一般的な学校図書館のような空間はありません。ラーニングコモンズと呼ばれる広大な学習空間があり、その中に本を配置している図書エリアが2箇所あります。
1つは0~8類の図書をまとめたエリア、もう1つは9類をまとめたエリアです。ですので、ラーニングコモンズでの子どもたちの様子についてお話しします。
ラーニングコモンズは主に個人探究や教科横断型のプロジェクト学習など探究的な学びの場として活用され、学年や他学年合同の大人数で行われる授業で使われます。
授業利用される時は、あらかじめ必要な資料をブックトラックにまとめて配置します。子どもたちは資料を参照したり、話し合いながら考えをまとめるなど、互いに刺激を受け合い学びを深めています。
一方で、休み時間にはボードゲームで遊んだり、ヨギボーでくつろぎながら本を読んだりと、時間や状況に応じて様々な使い方をしています。 - 司書の目線で実感している「良い点」「改善点」などを教えてください。
- 良い点は、貸出・返却を児童が自分のiPadを使って行えるため、司書がカウンターに常駐する必要がない点です。司書はカウンターを離れ、授業準備や授業支援などフレキシブルに動くことができます。結果として、児童と触れ合う機会が増え、児童の実態を把握し、それを読書指導や選書の参考にしています。
- その他 “ご自由に” お願いいたします。
- 司書として全学年の児童と関わり、一人ひとりの成長を見守ることができる事にやりがいを感じています。今後、子どもたちが生涯にわたって考え、学び続ける力を培うお手伝いをしたいと考えています。
「読書」とは単に “本を読むこと” ではなく、書かれた文字やイラスト等を自分なりに読み取って “この先 自分が生きていくために必要な知識を身につけること”。
その機会を提供してくれる理想の学習空間の一例が【瀬戸SOLAN小学校さま】の図書館だと思うのです。
新しい図書館づくりをご検討中の方は、ご参考になさってみてはいかがでしょうか。
【ウェブサイト】https://www.seto-solan.ed.jp/life
〈インタビュー・文/ソフテック yokono〉
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