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【瀬戸SOLAN小学校さま】の探究学習を見学してきました②


【探究】終了後、教師や保護者サポーターを務める親御さんたちが自由参加で行う探究の『ふりかえり』を見学させていただきました。

>「【瀬戸SOLAN小学校さま】の探究学習を見学してきました①」はこちら 今回の探究が子どもたちにとって有意義だったかどうかをふりかえるのですが、教師も保護者サポーターの皆さんも予想以上に熱心で、子どもたちとの距離が近いことにも驚きました。
公立の小学校では考えられない贅沢な施設や教育方針はもちろん、親御さんたちがボランティアでサポーターを引き受けているだけあって、どうやって子どもたちの個性や才能を引き出すか、どうすれば本当に子どもたちの未来に役立つ探究ができるのか、本気の意見交換がされていました。

 『伝えたいことを、なるべく文字で伝える』と
  いう今回のタスクについて「〈なぜそのテーマ
  を探究したのか?〉〈探究してわかったことは
  何か?〉など口頭では上手く伝えられるのに、
  文字にすると上手にアウトプットできていない
  児童もいる」ということで、今後子どもたちの
  ポテンシャルを引き出すためにはどのような指
  導をすれば良いのかが議論されました。
  ――結局、良い報告書を作成するためは、自分
  の想いや考えを相手に伝えたいという気持ちと
 『国語力がカギ』という結論に。

その『国語力』を身につけるため、特に低学年の子どもたちに『多読〜たくさんの本を読むこと』を推しているのが学校司書の吉賀さま。
探究では調べたいテーマを探す[みつける] → 情報を収集する[しらべる] → 情報を整理分析して自分の考えを形成する[まとめる] → 自分の考えを発信する[つたえる]の4つのサイクルを回します。そしてこれら[みつける] [しらべる] [まとめる][つたえる]活動を根底で支えるのが『国語力』―― すなわち言語能力です。
「人間はことばで思考します。ことばをたくさん知っていると、それだけ深い思考ができます。だからことばがたくさん載っている〈本〉を読むことが必要なんです」

■図書エリアのプリンターを使う子どもたち


司書として、図書館を通じて子どもたちに身に
つけてほしいスキルは2つ。
それは【情報収集】と【読み書きの能力】――。
フィールドワークの下調べなど「[キーワード]
検索をして、自ら必要な情報を収集する方法を
学んでほしい。そして興味のある分野の知識を
どんどん吸収しながら、読み書きのスキルも身
につけてほしい」とお話しいただきました。
知りたいことを自ら情報収集していくうちに、
必要な知識や国語力が身につくのは、図書館の
理想的な使い方ではないでしょうか。

2021年開校時の児童はわずか32人だったそうですが、見学時(2024年6月)はおよそ320人。
子どもたちのみならず教師や保護者サポーターの皆さまもとても積極的で、そこにいる全員で【真に子どもたちのためになる探究を!】と、熱心に取り組まれていました。
来年は中学校も開校するとのことで、より進化した【SOLANの探究】【最先端の図書館】を心待ちにしております。
【ウェブサイト】https://www.seto-solan.ed.jp/
                              〈取材・文/ソフテック yokono〉


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